このブレスレットに使われているのは、
透明な水晶部分とスモーキーなブラウン部分が一粒の中で明確に分かれたクォーツ。
一般的なスモーキークォーツやカラードクォーツとは異なり、
全粒が“二極構造”を保ったまま揃っている点が、この個体の最大の特徴です。
水晶は本来、成長環境や内部の微量成分、自然放射線などの影響によって
色合いや透明度が変化します。
本品はその過程が一方向に偏らず、
「無色透明」と「スモーキー」が同時に共存した状態で結晶化した、
非常に珍しいタイプのクォーツです。
16mmという存在感のあるサイズでありながら、
全粒がほぼ同一の比率・境界感を持っており、
ここまで整った個体は流通量が極めて少ないのが実情です。
写真では分かりにくいですが、実物では粒の中心を境に
光と影がはっきりと切り替わる様子が確認できます。
本品が一般的なクォーツブレスレットよりも高価設定となっている理由は、
単にサイズや透明度だけではありません。
この個体は、
・全粒が明確な二分構造(透明×スモーキー)を保持
・粒ごとの色比率・境界線の出方が極めて近い
・16mmという大玉サイズでこの均一性を実現
という条件を同時に満たしています。
通常、このような二極構造のクォーツは
✔ 粒ごとに色の出方がバラつく
✔ 境界が曖昧で濁る
✔ サイズを上げると構造が崩れる
といった理由から、ブレスレットとして成立させるのが非常に難しい素材です。
そのため、本品は
「偶然できた一粒」ではなく、
複数粒を揃えられるだけの素材選別と再構成を経た個体であり、
価格にはその希少性と成立難易度が反映されています。
また一点、正直にお伝えすると――
このブレスレットは写真より実物の方が、はっきりと美しいです。
光の角度によって、
透明側が澄み切って浮かび上がり、
スモーキー側が静かに沈むように見えるため、
一粒一粒の境界が実物では驚くほど明瞭に感じられます。
撮影ではどうしても
✔ 境界が曖昧に写る
✔ 全粒が同時に最良の表情にならない
という限界がありますが、
手元で眺めると「なるほど」と納得していただけるタイプの石です。
派手さで目を引くブレスレットではありませんが、
意味・構造・完成度を理解できる方ほど評価が上がる一本。
静かに長く付き合える個体をお探しの方におすすめします。
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